星空を撮りたい
トラペジウムという映画を観て以降、星空の写真に興味がわいた。
劇中に登場する星景写真はなんとも美しかった。見たことのない夜空の景色はまさに幻想的だった。
その写真を提供しているのが星空の写真で有名なKAGAYAさん。
早速KAGAYAさんの写真集を買い、タイミングよく福岡で展覧会を開いていたので足を運んだ。
そこで実際に撮影された写真を目の当たりにして、自分でも撮ってみたいと思うようになった。
特に天の川は被写体が大きく初心者でも撮影しやすいらしい。
幸い星景写真に適したレンズ FE 14mm F1.8 GM を所有していたため、三脚を購入してチャレンジしてみることにした。
九州北部は明るすぎる
しかし思えば生まれてこの方天の川を見たことがなかった。
どうも光害マップによると、福岡はおろか九州北部はほとんど天の川撮影に向いていない環境のようだ。

青色のエリアだと肉眼でもわかるレベルで、要は満点の星空を拝めるらしい。緑が写真撮影でなんとか写るレベル。
僕が住んでいる福岡市はおろか、佐賀から長崎にかけても青いエリアがほぼない状態だ。
これを見て確かに人生で一度も天の川を見たことがないという事実は納得だった。
隣の山口は青い

そこで妻の実家がある山口県に目をやると、幸いにも青いエリアが多数あることを発見した。
これは帰省ついでに天の川の写真が撮れるのではないかと期待が膨らむ。

妻の実家から車で一時間程度でも絶好のエリアがある。
それが上関町だった。
瀬戸内海に突き出した半島は山陽の工業地帯の光の影響を受けにくく、かといって山の中というわけでもない初心者にはまさに優しいスポットだった。
今回はその中でも駐車場が確保された池の裏道路公園に訪れてみた。
なお住所的には山口県柳井市阿月池の浦とあるため、タイトルは柳井市としている。
初めての天の川

辺りは一切明かりがなく、暗闇を照らすにはスマホのライトだけが頼り。
その中で見上げた夜空は人生の中で一番美しい景色だった。本当に天の川は存在したんだとこのとき実感した。



赤道儀は所有していないため、星を止めて撮影できるシャッタースピード6秒ほどに設定。
それでもここまでくっきりと天の川が写るからすごい。

天の川とは反対方向を撮影。
撮影日は2024年8月10日。ペルセウス座流星群(8月12日)の極大が近いせいかはわからないが、いくつか流れ星を捉えていた。

池の浦道路公園は浜辺に面しているため、スマホのライトを頼りに浜辺に出てみた。
海と星空と瀬戸内に浮かぶ島々を撮影。
海辺のオレンジ色に輝く明かりは方角的に愛媛県松山市と思われる。いくら光害マップ的に青色のエリアにいても、遠くの光害は拾ってしまうみたいだった。ちなみに肉眼ではぼんやりと白っぽくなっていた程度だった。
僕は海岸の向こうに浮かぶ景色フェチなため、本来なら邪魔とも言えそうなこの光害にロマンを感じてしまうからお得だ。
星空を見るなら山口へ
というわけで九州北部在住の人はぜひ山口へ足を運んでみてほしい。
九州から柳井(上関町)は遠いけど、光害マップ的には角島あたりもよく見えると思う。
今度は秋吉台にでも行ってみたい。
