島根県 旅行記

海と列車 ゆうひパーク三隅

あうりん

あうりん

福岡在住。旅行と写真が趣味。
27歳のときに初めて島根を訪れて以降、山陰地方の魅力にハマりました。
使用機材はSONY α7Ⅲ、Nikon FE、GRⅢxです。
プロフィールはこちら→「どこか遠くへ行きたいと思った」

山陰本線は京都府京都市から山口県下関市まで日本海沿いを走る鉄道路線で、支線を除く営業キロは在来線最長の673.8キロメートルを誇る。その多くは山と海を駆け抜ける風光明媚な車窓を楽しむことができ、尚且つ本線でありながら旅情溢れるその様から「偉大なるローカル線」とも称されている。

今回はその山陰本線の中でも数多く見ることのできる絶景のうちの一つ、ゆうひパーク三隅から眺める鉄道風景について紹介していく。

日本海を沿う鉄道

鉄道と海は奇跡のコントラスト

島根県浜田市にある道の駅ゆうひパーク三隅では鉄道と海を絡めた圧倒的に美しい写真が撮れる。
上記がその写真。

写真のテクニックに関してはさておき、この風景は誰がどう見ても綺麗だと感じると思う。というのも鉄道、線路、海の組み合わせはどこか幻想的な風景を生み出すには最高の組み合わせなんだ。

わかりやすく言えば「千と千尋の神隠し」で人気のシーンの一つに、四方を海に囲まれた風景のカットがある。

非日常で幻想的な空間を演出するには十分だ。

通勤通学電車との対比

そもそも鉄道や電車というのは人口が集中している区間を走っているから、多くの人にとって鉄道は都市部を走るイメージが強いと思う。だから通勤や通学で利用している街中を縫うように走る鉄道はただの日常的な光景。(もちろん山間部や海沿いをひた走る鉄道が日常の光景だという人もいることは承知している)

その日常と対比する景色こそ海と山であり、山陰本線ではそれが数多く撮影することができる。

絶好の撮影スポット

ゆうひパーク三隅は絶好の撮影スポット

山陰本線の中でもゆうひパーク三隅は特に絶好の撮影スポットなんだ。

上記画像の撮影ポイントはちょっとした芝生の広場となっており、気軽に立ち寄ることができる。
各々スペースを確保できることから三脚を立てて撮影することもできる。

また線路の形が良く、海岸線に沿ってゆるやかなカーブを描いている。

このカーブによって車両が傾き、車両側面がより大きく見えることになる。

まさに絶好の撮影スポットというわけだ。

カメラ設定

オススメのカメラ設定

ゆうひパーク三隅駅で撮影できるこの地点は三保三隅駅と折居駅の中間にあるんだけど、両駅間を走る車両は時間帯によっては2時間に1本程度しかないこともある。

つまり撮り逃したら次にここを通過するのは2時間後ということになる。

だから絶対に撮り逃すわけにはいかないし、それが特急車両だった場合はなおさら本数が限られるから失敗は許されない。

撮影の際は三脚を立ててマニュアルフォーカスにし、予め画角とピントを決めておくことと、シャッタースピード1/1000以上にして被写体ブレを防ぎ、f/8以上に絞ってパンフォーカスにすることがオススメだ。

とはいえ手持ちでもOK

この写真は三脚を立てる前に車両がやってきたから、慌てて手持ちで撮影したもの。

胸に谷間を作るイメージで脇を締め、がっちりカメラを構えることが大事。
設定はAF-C(コンティニュアスAF)で動く被写体にピントを合わせるフォーカスモードにし、マニュアルのシャッタースピード1/1000、f/8で撮影した。

手持ちでも十分撮影できたから三脚を持っていない人でもどうにかなる。

ゆうひパーク三隅について

所在地

住所:島根県浜田市三隅町折居220-1

営業時間:9:00~17:30

トイレと自販機があり、上記営業時間以外でも施設は使えないが立ち寄ることはできる。

なお情報は全て2022年11月時点のもの。

食事もうまい

1,500円で海鮮丼が食べられる。他にもうどんやアナゴ天丼などがあり、特に浜田のソウルフード「赤天」を使った赤天丼が気になった。

しかしお店のスタッフからいい魚が入ったよ、という声かけを聞いて信じることにし海鮮丼を注文した。

結果としておいしかったし量も多くて満足だったんだけど、わさびが信じられないくらい濃く、それこそ涙が出るほど鼻にきた。

子供は楽しそう

三輪車が3台ほど置いてあり、自由に遊べる。これが4歳の娘にとってドハマりしたようで、島根県旅行で「何が一番楽しかった?」と聞くと「三輪車」と言われるほど。ほっとけば一生遊んでいるくらいハマっていて、ここから脱出するための説得が大変だった。

旅程の時間が厳しいと後々大変なことになるけど、ここまで車移動で退屈だった子供にとっては体を動かしてのびのびと遊べる貴重なスポットともいえる。

また施設内各所に島根のキャラクターしまねっこのオブジェクトが設置している。

まとめ

そもそも僕は撮り鉄でも鉄道オタクでもない旅行と写真好きな一般人だけど、山陰本線の旅情溢れるローカル感は感性を揺さぶるものがある。だからゆうひパーク三隅で撮影できる鉄道写真は絶対に撮ってみたかった。鉄道写真としていいかどうかはわからないけど、形として撮影できたことから大満足している。たぶんこれでいい。

他にも子供は十分に三輪車で遊んだし、しまねっこのストラップも買ってあげられた。

「ゆうひパーク三隅」だけに夕日が綺麗なスポットらしく、次回は夕方に訪れてみたい。

 

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