前々回の記事でSIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art でスナップをした実績を元に、85mm単焦点レンズ一本だけα7Ⅲにつけて東京と江ノ島に行ってみた。なんたる暴挙だと自分でも思う。
さすがに不安だったので焦点距離32mmぐらいと言われる写ルンですも持っていくことにした。
意外とこの組み合わせは広角、中望遠をカバーしていて柔軟性があるし、何よりレンズをもう一本持っていくより圧倒的に身軽だ。
今回の記事は江ノ島編、東京編の2本立てとしていく。
湘南モノレールで江ノ島へ
東京から江ノ島まで至るにはいくつかルートがある。
鎌倉から江ノ電に乗る、藤沢から小田急に乗る、大船から湘南モノレールに乗るなどなど。
おそらく藤沢まで行って小田急に乗り換えるルートが早いとは思う。
写真映えするのは江ノ電。
ただ今回は85mm単焦点レンズと写ルンですしかないため、ここは写真の存在を気にせず、ジェットコースターとも言われるアップダウンとカーブの激しい湘南モノレールを利用することにした。
江ノ島
江ノ島自体はこれまで2回訪れたことがあり、1回目は今年の1月。つまり2023年の前半だけで人生初と人生2回目の江ノ島訪問となった。
江ノ島は撮影していてとても楽しい。狭い路地裏や急な階段、坂道、エスカレーター。小高い山を登った先で見下ろす湘南の街並みと海。
少し歩くだけで大きく景色が移りゆく。
島全体が撮影スポットのようだ。
赤と白と水色のおみくじがフィルム特有の優しい色合いにマッチしている。
デジタルとフィルムで交互に撮影していく。
同じスポットで撮影しているのに見せる景色が全く変わるのがおもしろい。
新江ノ島水族館
続いて新江ノ島水族館に行ってみた。
名称は「新」がついているが、英語表記では「New」も「Shin」もついていないことが気になる。
クラゲのオブジェがあるということはクラゲが有名なのだろう。あまり前情報を入れず飛び込んでみることにした。
ちなみに魚には詳しくないが水族館は大好きで、福岡在住ながら東京スカイツリーの麓にあるすみだ水族館の年間パスポートを所有している。
もちろんマリンワールド海の中道の年パスも持っている。この二つの水族館については後日記事にする。
クラゲがいた。
というかクラゲだけで一つの展示ルームがあった。
やはりクラゲが一押しらしい。ゆったりとした気持ちになるので僕は好き。
ただ一つ問題なのが、85mmのレンズではあまりにも大きすぎること。
水族館は基本的に暗いのでF1.4まで開放できるレンズは重宝すると思ったんだけど、あまりにもクローズアップされすぎる。
そして前述の通り暗いので写ルンですの出番はない。
水族館自体はとても素晴らしくいつまでも滞在していたい気持ちになったが、写真的には消化不良気味となってしまった。
このエイが新江ノ島水族館でのベストショット。
35mmの単焦点レンズが欲しいなぁ(沼)
新江ノ島水族館から眺める江ノ島
水族館からは江ノ島の全景が見える。
すっかり夕暮れとなった海に浮かぶ江ノ島。
せっかくだからデジタルとフィルムで撮り比べることにした。
感想
わかってはいたけど85mmは割り切りが必要。どこを撮るか、どう切り取るかを常に考えなければならない。もはやスナップというより作品撮りに近いような気がする。ぶっちゃけ旅行には不向き。わかってはいた。
だから32mmくらいの画角を持つ写ルンですがあって本当によかった。
ちなみにこの旅行の様子もYouTubeにアップしているので是非ご覧ください。