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85mm単焦点レンズと写ルンですで撮る東京・川越

あうりん

あうりん

福岡在住。旅行と写真が趣味。
27歳のときに初めて島根を訪れて以降、山陰地方の魅力にハマりました。
使用機材はSONY α7Ⅲ、Nikon FE、GRⅢxです。
プロフィールはこちら→「どこか遠くへ行きたいと思った」

江ノ島編に引き続き、今回は東京・埼玉県川越でスナップした写真を紹介していく。

今回もレンズはSIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art、フィルムカメラは写ルンですの二つ。

東京スナップ

フィルムが映える都市

SONY α7Ⅲ,SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art,85mm,f/6.3,1/250sec,ISO200

当たり前だけど東京は超巨大都市だ。

超巨大都市ゆえ、そこら中でスナップしたくなる光景に出会うことができるんだ。

写ルンです

そしてフィルムが映える。

日本で一番洗練された都市を淡いフィルムで写すと、そのギャップ差によって「フィルムらしさ」がより出てくるような気がする。

上二枚の写真はそれぞれ同じ場所で撮影したもので、焦点距離が違う分中々比較しづらいかと思うけど、個人的には写ルンですで撮影した写真のほうがより映えている印象を持つ。

デジタルで撮影する東京は実際にリアルタイムで流れる大都市の光景。

対してフィルムで撮影する東京はタイムスリップしたような感覚に陥る。

写ルンです

写ルンです

気づけば写ルンですでばっかり撮影していた。

デジタルならRAW現像すらしないような若干被写体ブレした写真も、フィルムなら許せてしまう。

何気なくカメラを構え、いいなと思った瞬間をどんどん切り取れる東京はスナップの聖地だ。

写ルンです

写ルンです

薄々気づいてはいたけど東京のスナップは建物が中心になる。

東京の建物はどれも背が高い。

そうなると必然的に焦点距離が広いレンズの出番が多くなる。

85mm単焦点レンズだけで東京を写す難易度は相当高い。

とはいえデジタルの出番もある

SONY α7Ⅲ,SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art,85mm,f/4,1/250sec,ISO320

上野公園の入口で河津桜が満開を迎えていた。

ここに着いたときは既に夕方で、まだ明るいとはいえ写ルンですで撮影するには少し光量が足りない。

何より人が多く、写ルンですほどの焦点距離だと河津桜だけでなく多くの見物客も写ってしまう。

そこでようやく85mm単焦点レンズの出番がやってきた。

余計な情報を差し引き、河津桜だけを画面いっぱいに収め満開の様子を撮影することができた。

SONY α7Ⅲ,SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art,85mm,f/8,1/200sec,ISO100

スカイツリーでも同じことが言える。

写ルンですでもスカイツリーを撮影した通り周辺は建物が多く、広い画角だとスカイツリーだけを撮影するのは意外と困難。

そこで思い切って中望遠レンズで切り取り、夕日に照らされた柔らかい輪郭のスカイツリーだけを撮影。

SONY α7Ⅲ,SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art,85mm,f/1.4,1/100sec,ISO250

夜の撮影はなおのことデジタルの出番となる。

SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art は開放1.4のとても明るいレンズであり、写ルンですではとても夜のスナップは敵わない。

ただこのときはかなりアルコールが入っていてあまり考えずに撮影したので、なんということはない一枚となってしまった。

SONY α7Ⅲ,SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art,85mm,f/2.8,1/100sec,ISO160

こちらは下北沢にて。
ぼっち・ざ・ろっく!の聖地でもある「こけら」

フィルムでは撮影できない世界を写し出すことができるのはデジタルの強みであり魅力だと思う。

川越スナップ

写ルンです

個人的に川越は約25年ぶりの来訪だった。

未就学児の頃は埼玉県に住んでいたため、それ以来となる。当然といえば当然なんだけど、川越駅に着いても懐かしさは湧き上がってこない。

ただ写ルンですを通して駅を見ることでなんだか見覚えがあるような雰囲気を感じ取ることができた。

フィルムカメラは気軽にタイムスリップをさせてくれるカメラだ。

SONY α7Ⅲ,SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art,85mm,f/5.6,1/500sec,ISO100

小江戸川越を散策。
それにしても人が多い。

狭い歩道をたくさんの観光客が所狭しと辺りを見まわしながら歩いている。

SONY α7Ⅲ,SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art,85mm,f/5.6,1/500sec,ISO100

川越のシンボル時計台。

SONY α7Ⅲ,SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art,85mm,f/5.6,1/800sec,ISO200

スタバがあった。
景観保護のためか、完全に木造でおしゃれな外観だった。

太宰府天満宮の参道にあるスタバを思い出す。

SONY α7Ⅲ,SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art,85mm,f/5.6,1/500sec,ISO200

小江戸川越を後にして商店街にて撮影。

ぎょうざの満州とカラオケBanBanの青赤カラーが目立っていた。

先ほどまでいた小江戸川越とは違い、企業カラーを前面に押し出せる景観が際立ってカオスだった。

まとめ

前回記事の江ノ島と今回の東京、川越を通して思ったことは、

やはり85mm単焦点のスナップは難しいこと。

風景を撮影するには撮影範囲が絞られすぎて「どこで撮影したか」というポイントが薄れがちになる。せっかく旅行してるんだからもう少し周囲の情報を入れておきたいところではある。思い出のためにも。

ただこの日はTwitterのフォロワーさんたちと行動しており、いくつかポートレートを撮らせてもらった。そのポートレートははっきり言って風景スナップよりいいものとなった。やはり85mmはポートレートに向いていると改めて感じた。しかしこちらのポートレートはネットの海に公表するわけにはいかないので説得力が生まれないもどかしさを感じる。

情報を取り入れたいと思ったときの写ルンですはいい選択肢となった。

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